加齢性黄斑変性症 の治療、光線力学療法(ビスダイン療法)を受けた結果 [健康 医療 加齢黄斑変性症 手術]
加齢黄斑変性症の光線力学療法(ビスダイン療法)を受けました [健康 医療 加齢黄斑変性症 手術]
私は加齢黄斑変性症、旧、老人性黄斑変性症、で10年来悩んでいました。
左目だけ徐々に視野の中心付近がゆがむようになり、視力は1.5から0.4位に低下してきました。
今まで、Ocuvite やルテインなどのサプリメンなどを飲んで来ましたが、徐々に視力が低下してきました。
そこで視力が0.5以下に落ちてきたところで、弱いレーザーを使った手術である、光線力学療法(ビスダイン療法)を受けることにしました。
2月6日手術の日、午後3時病院到着。いつもの視力検査を経て、病気の左目だけに瞳孔を開く目薬を点眼。
30分ほどして、瞳孔が十分に開き、眼圧検査、そしてこれも機械をのぞきこんで、じっとしているだけの検査ですが、網膜の病気で膨らんだ部分付近の断層を撮影する検査を実施。
その後、先生に連れられて、8階の手術をする部屋へ案内されました。
座ったまま緑色の薬を点滴されて、薬が回ったところで、麻酔の目薬を点眼。
手術は顕微鏡の接眼レンズのような形のようなものをお医者さんが手に持ち、目玉に密着させて行います。
そのレンズは、先っぽが凹レンズのような形をしていて、そこにゲル状の透明なものを塗り、レンズを目玉に密着させて、先生はそれを通して眼底を見ながら病気の部分にレーザーを当てていたようです。
麻酔をしていますから、目玉にレンズを付けていても、まったく痛くはありません。
レーザーを当てるのは85秒くらいらしいですが、まぶしさは「ちょっとまぶしいかな」、という感じです。
よく診察室で、先生が眼底を見るときに、懐中電灯のようなまぶしい光を当てますが、あれくらいか、あれ以下のまぶしさだと思います。
その間白い光が見え、赤い光が点滅していたようですので、先生に「あの赤い光がレーザーですか」と尋ねると「あれは照準を合わせるための、ガイドとなる光です」とのことでした。
光を当て終わると、点滴を外して、手術は終了となりました。
私は、前もって準備してきた、濃い色のサングラスと、ハット型のつばの大きめの帽子と、手袋をつけました。
光に敏感に反応する薬を点滴しましたので、普通の光に当たらないためにです。
そして会計へ行くと、費用は保険証で3割負担で110,830円でした。
70歳以上の方は、1割負担となり、約4万円だそうです。
本来2日間の入院が必要とのことでしたが、費用が2から3万円くらい高くなる関係で、自宅療養する方法でやってもらいました。
すべてが終わり病院の外へ出たのは、午後5時30分くらいでしたから、冬なのでほぼ暗かったのですが、迎えの車ではなるべく対向車のライトや、ネオンの光などを見ないように気を付けて、帰宅しました。
手術後48時間以内は光に反応する薬が体内に、かなり残っているらしく、もちろん外出はしないで、昼間の外の光を避けるために、カーテンを閉めていました。
そして室内でも裸電球や、ハロゲンライトなどの光に絶対に当たらないよう、特に気を付けていました。
手術後5日間は光に反応する薬が抜けきらないらしく、昼間もカーテンを閉めた生活をしていました。
手術後
の結果は、視力に関しては、「気持ち画像の歪みが減ったかな」という感想です。
たぶん新生血管を焼いたのですが、網膜の水たまりはすぐには小さくはならないようです。
今後小さくなっていくことを期待しています。
また自宅では視力検査ができないので、はっきり視力が上がったかどうかはわかりません。
手術により、視界に黒い点などができることはありませんでした。
私がなかなか手術に踏み切れなかった理由は、以前、今回の治療法が普及していない頃に、光に反応する薬を点滴しないで、比較的強いレーザーで、新生血管をたたいた治療により、「視界に黒い点ができてしまった。」との話を知り合いから聞いてたからです。
ですから今後視力が向上するかはわかりませんが、手術は成功だったとおもいますし、受けてよかったと思います。